開院10周年を迎えました!

2020年6月1日をもちまして、開院10周年を迎えました。
定型文のような挨拶はやめて、私の正直な気持ちを書くことにしました。

まず、私自身、2002年に医師となってから、18年間も医師を続けられるとは思っておりませんでした。
学生の頃は、人の命を預かるという責任の重さ、そして訴訟のリスクにただただ怯えていました。

医師になってからも、仕事のやりがいを見出せずに苦しみました。
2006年に、大曲診療所の所長に着任して、地域の患者さんの温かさ、職員の温かさに救われました。
そして、在宅医療に出会い、ようやく、医師を続けて行きたいと思えるようになりました。

2010年に開業してからの10年間をふり返ると、楽だったと思える年は、一度たりともありませんでした。

自身の未熟さから入院をしてしまい、閉院の危機に陥ったこともありました。
わたしが不在の間、耐えてくれた当時の従業員、診療を手伝ってくださった先生方には、今でも感謝しかありません。

そんな従業員やパートナーを大事にできず、退職に至ったこともありました。

訪問看護を始めたけれど、軌道に乗せられなかったり、移転を計画して人員を増やしたけれど、うまくマネジメントできなくて、メンバーが離散してしまったこともありました。

仕事に身が入らない時期もありました。

開業してからの、10年間のうちの大半の期間を、私が24時間対応をしてきました。
私の性分としても、飽きっぽいことは自覚しており、10年間続けることが大変であることは、私自身が一番よく知っています。

こんなダメダメな私が、10年間も続けてこられたのは、自分の力によるものではないことは明白です。

家族の理解と支えはもちろんのこと、貴重な助言や気晴らしにつき合ったくれた友人やビジネスパートナーたち、ダメな院長につき合ってくれる従業員、私の事をいつも大切にしてくださる患者様・ご家族様、そして連携先の皆様方のお力添えのおかげで、ここまで続けさせてもらえたのだと、感謝しかありません。

これから先も、皆さまからの支えなしで続けて行くことは困難だと思っております。
私たちもまた、皆さまの支えになりたいと思いますし、皆さまからは、「支えがいがあった」と言って頂けるような活動を、やっていきたいと思います。

今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。