私が白衣を着ないワケ

今回は、
当院の患者様向けに発行している

「小粒でぴりり新聞」

の2020年3月号に書いた記事を、
加筆修正したものをブログに公開いたします。

 

このテーマを選んだきっかけは、
私たちが診察にお邪魔した際に、
患者さんやご家族が、
必要以上に緊張されたり、
お気遣いいただくことがあったからです。

もっと、気軽に接してくださいね!

 

私は、2010年に
ホームクリニック暖を開院した当初から、
一貫して白衣を着ない方針を貫いています。

 

一番の理由は、
せっかく、
ご自宅でリラックスして
診察を受けて頂けるところが、
在宅診療の良さなのに、
白衣という

”権威の象徴”

を身につけるのは、
在宅の良さが死んでしまうと思うからです。

 

あくまでも、
私たちは患者さんの生活を大事に考えています。

その生活の場に、
客としてお邪魔させていただく立場であることを、
態度や服装でも伝えたいと思っています。

 

ですから、
礼儀作法もしっかり気を遣いますし、
患者さんが、
家の主として振る舞ってくださるお茶も、
主客の関係を重んじ、
できるだけ頂くように心掛けています。

 

同時に、私たちも、
患者さんやご家族と同じように、
地域の生活者であることも、
お伝えしたいという思いもあります。

私たちも、
家族と過ごしたり、
友人と遊んだり、
趣味を楽しんだり、
買い物に行ったりします。

皆さんとおなじ一人の地域住民です。

 

スーパーで患者さんやご家族を見かけたら、
世間話や介護の話をしたりします。

皆さんの私生活の話も聞かせていただきますから、
当然、
私たちの私生活の話もします。

そういう距離感で、
皆さんとお付き合いしていきたいという気持ちを込めて、
白衣を着ないことにしています。