診察の4割は移動時間!?

在宅診療は、はっきり言って、医師の労働効率から言えば、効率の悪い診療形態です。

 

一番の要因は、移動時間です。

 

そこで、どれくらい効率が悪いのかが知りたくなって、調べてみました。

昨年(2019年)の5/31~6/5の間に、実際に私が、診察、移動、記録に、どれくらいの時間を要したのかを、toggleというアプリを使って調べてみました。

 

結果

診察時間 18分/件(153分/日)
移動時間 13分/件(116分/日)
記録時間 15分/日

 

割合にすると

診察時間 54%
移動時間 41%
記録の時間 5%

 

率直な感想として、やはり移動時間が結構なウェイトを占めているなと感じました。

診療に費やす時間の4割が移動ですよ!?

 

日本はいま、在宅医療推進の流れです。

しかし、果たして、こんな効率の悪い医療に、時間とお金をかけるだけの余裕が、いまの日本にはあるのだろうかと思ってしまいました。

 

私なりに、移動時間を有効に使おうと努力はしています。

 

連携先に電話をかけたり、気になる患者さんのお宅に電話をかけて様子を聞いたり、カルテを書いたり、連携先への報告を書いたりしています。

しかし、田舎道なので、車が揺れが強かったりして、カルテやMCSを書くのが辛いこともしばしば。

 

マジでどこでもドア欲しいです(笑)

 

在宅診療が、これからも、医療の場として、その価値を発揮し続けていくためには、この移動時間の問題をどう乗り越えるかが、かなり大きな課題となるとことは間違いないでしょう。

 

※調査詳細
診療を担当しているエリアの広さや、交通事情、自宅が多いのか、いわゆる施設が多いのかによって、データは違ってくると思います。

当院は、概ね自宅30軒強、施設18件程度を担当しており、島根県出雲市で車で片道20-25分のエリアを中心に診療を行っています。

診察の開始=自動車から降りた時刻
診察の終了=自動車に乗り込んだ時刻

調査期間中の診察件数:43件
内 同一患家・同一建物14回
それ以外29回

6/5は午前は平田方面(片道30分のエリアをまとめて4-5件)、午後は湖陵方面(片道20分のエリアをまとめて3-4件)

当院は、(木)(日)(祝)が休診日ですので、
休診日を除いた診察件数が40件。

営業日の平均訪問件数は8件/日ざ